あれでよくなくないセーター

ScyeのIce Cotton Polo Knitです。

 

ワニでもなくウマでもなくクマでもなくヒツジでもなく
見頃が2つ、袖が4つ、ドレスシャツの生地
551がある時

 

改めまして、APPLETREESのBoyfriend Shirtです
このシャツは高い、けどそれでいい
格好いいポーズ

 

 

 

 

 

 

サイの先祖はヒラキウスという恐竜です。

Scyeのルーツは英国サビルロウのテーラリング・強いてはそのクラシカルなスタイルです。

さあ今日もサイの事を沢山紹介するぞ〜とサイの事を調べながら、お店に来てくれた方とお話しさせて頂き、気づけばもうこんな時間。

変な事書いといて間違ってたら恥ずかしいですかかね、ちゃんと調べてます。

このブログが出来上がっている頃には、こんな時間から更にもうこんな時間になっている事でしょう。

サイの事は最後にします。

今日は2つくらい更新したかったのになあ。

サイの角は種類によっては2本。

 

 

 

 

 

 

英国紳士の装いの必須アイテムが一つ、ハイゲージセーター。

ビスポークのスーツ、フェルトのボーラーハット、トレートチップのオックスフォードシューズ、木の杖・傘、なんか四角い鞄、アーガイルやタータン、オールバックやリーゼント、ワインと葉巻、そしてハイゲージセーター。

トラッドスタイルには欠かせないアイテムかと思います。

トラッドスタイルじゃなくても馴染みのあるアイテムかと思います。

 

 

 

Scye
Ice Cotton Polo Knit
ダークネイビー
綿 100%
¥51,700-

 

 

ScyeのIce Cotton Polo Knit。

個人的に密かに買い集めているmyマスト。

季節によって素材や形を変えてリリースされるハイゲージセーターシリーズ。

過去にはプルオーバーやタートルネック、シャツ型のものがありました。

欲しいので、リリースがあれば仕入れています。

今シーズンは接触冷感素材を使用したロングスリーブのポロタイプで登場です。

 

 

 

 

 

 

ハイゲージセーターと言えば、某ロイヤルワラント取得大御所メーカー。

あれはあえてそれ以外のものを選択することが難しい程完成されている。

自分もよく着ます。

お店で展開していないものをよく着ている自分への気持ち悪さを解決してくれたのが、このScyeのハイゲージセーターシリーズです。

ブランドのコレクションに、いつも見落としそうなくらい鳴りをひそめてポツンと吊られている。

特別目立つ色でもないから、1着1着気をつけて見ていかないと本当に見落としてしまいそう。

店頭でも潜めさす気は全くないけど、潜めている。

デザインも一見はオーセンティック。

これならあれでよくない?と思いきや、よく見るとサイドに魚のヒレのようにピロピロと浮いているテープを発見。(サイにそのような部位がなかったので魚のヒレでお許し下さい。魚の事は全然調べられていないです。)

オーセンティックな面に突如紛れ込んだ異物感。

決してあれにはない違和感。

この違和感は、ソリッドなものを着た時に感じる物足りなさを埋めてくれます。

隠し味に割れたスリット。

 

 

 

 

 

 

着てみると、肩幅と身幅にゆとりを持たせたシルエット。

あれがタイトフィットなのに対し、こちらはゆとりを持たせる事で、胃下垂のせいでガリガリなのにお腹だけ膨らんでしまう僕の情けない体型を隠してくれる。

ボディにゆとりはありますがアームは細いので、シェイプの効いたジャケットを羽織っても綺麗におさまります。

ちゃんとファッションしている。

ファッションに用いられるようになったものと、ファッションに用いられる為のものの違い。

完成されたものの粗を探しているわけではない。

区別。

これがBASICS (定番) ではなく、Scye (提案)のラインの作品だというところもまたいい。 

あれでよくなくないセーターです。

 

 

 

 

 

 

素材はスイスのSpoerry社が開発したアイスコットンという接触冷却素材です。

さらっとした肌触りで、着用時はひんやりとした感触。

原理としては、生地自体が冷たいわけではなく、生地が肌に触れた瞬間に熱を吸収して分散されるという仕組みだそうです。

接触冷却素材は合成繊維によるものだったのが、Spoerry社の紡績技術により天然繊維での開発に成功したとの事。

要はニットだけどコットンだからケアも難しくない涼しい生地です。

本当にヒヤッとします。

高温多湿な日本の夏の気候にも適した素材です。

今からニットな〜と言われた時に説明するのが楽しみです。

 

紳士たるもの優雅に振る舞え、って。

でも我慢が少なくて済むなら、それに越した事はないですよね。

 

 

 

 

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Scye/サイ
「Scye」は、テーラー用語で袖ぐり、鎌の意。
英国クラシックをベースに現代的視点から様々な要素を加え再構築したリアルクロージングを提案する2000年スタートのメインライン。
SCYE BASICS/サイベーシックス
素材・カッティング、内部構造にまで配慮したサイ独自のベーシックアイテムを展開するライン。