Scyeです。
![](https://cdn.shopify.com/s/files/1/0681/8267/1638/files/DSCF7020_2_1024x1024.jpg?v=1735477280)
「丁度いい」というのがScyeというブランドの初見の印象です。
おそらく世間での認識もそうだと思う。
ビジュアルは堅実で普遍的。
尖ったデザインが好きな自分にとってはスタイリング内で緩和的役割を果たす物。
価格帯も含めて安心感のある物が多く、着てみるとしっくりくる物ばかりでお客さんも安心して手に取ってくれる。
あれ?思っていたの違う?と気づき始めたのが買い付けの業務を手伝わせて貰えるようになった頃。
展示会場で見るScyeのフルラインナップは、「丁度いい」イメージとは裏腹に奇抜な作品が多い事に驚きました。
二度見不可避な斬新なデザイン・ドレス調が過ぎるくらい美しい上下・見るからに上質なファブリック。
尖りに尖っている。
しかしそれらはオーセンティックなオックスフォードシャツやチノ素材のパンツ等と混ざって陳列されているが決して浮いているわけではなく、一つの世界観を構成するドライグッズの一部として存在している。
そういったアイテムを展開しているお店も少なく紹介されていないだけで、世間が作った「丁度いい」イメージより、実はこっちが真骨頂なんじゃないか?・こっちを引き立てる為の「丁度いい」だったんじゃないか?
隠されていたわけではないけれど、本質に気づいた瞬間・イメージが覆った瞬間でした。
全然丁度よくない。
めちゃくちゃ好き。
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![](https://cdn.shopify.com/s/files/1/0681/8267/1638/files/DSCF7004_2_1024x1024.jpg?v=1735477429)
![](https://cdn.shopify.com/s/files/1/0681/8267/1638/files/DSCF1003_4_1024x1024.jpg?v=1735477429)
![](https://cdn.shopify.com/s/files/1/0681/8267/1638/files/DSCF9051_3_1024x1024.jpg?v=1735477429)
![](https://cdn.shopify.com/s/files/1/0681/8267/1638/files/DSCF9087_2_1024x1024.jpg?v=1735477429)
![](https://cdn.shopify.com/s/files/1/0681/8267/1638/files/DSCF6001_3_1024x1024.jpg?v=1735477429)
既視感のないデザインに、それをちゃんと着れる物として成り立たせるパターンニング。
それでいて何十年後も着られる服として存在させられる素材と表からは見えない内部構造。
時が経過しても色褪せず、次々と世に出てくる新しいものと比べても埋もれないもの。
一見風変わりなアイテムも、単なるデザイン物ではなく、着た時に美しく・完璧に丁寧に仕立てられたもの。
「丁度よくない」
今のイメージです。
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![](https://cdn.shopify.com/s/files/1/0681/8267/1638/files/DSCF9196_2_1024x1024.jpg?v=1735477429)
![](https://cdn.shopify.com/s/files/1/0681/8267/1638/files/DSCF8007_2_1024x1024.jpg?v=1735478466)
先日3CMAは2周年を迎えました。
日頃よりご愛顧頂いておりますお客様、お取引き頂いております関係者の皆様に改めて感謝を申し上げます。
自分にとってこの日が特別という感覚はなく、お店に足を運んでもらえる日々、インスタグラムやウェブサイトを見てもらえる日々、そんな毎日が特別です。
頭の片隅にでも3CMAを置いていてもらえるだけでも幸せです。
本当にありがとうございます。
いつもご贔屓頂いております皆様、これから出会う皆様、3年目の3CMAも何卒宜しくお願い致します。
来来のシーズンで25周年のScye。
1年に春夏と秋冬の2回コレクションがあるので、コレクションの数はその倍の50。
50回、「丁度よくない」コレクションを発表していても実は知られていない顔。
3CMAではまだ知られていないその顔を提案していきたいと思っています。
その顔もあの顔も総じてScyeであり、全てマスターピース。
49回目のコレクションが届きはじました。
年が明けたら改めて紹介しようと思います。
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![](https://cdn.shopify.com/s/files/1/0681/8267/1638/files/DSCF2004_4_1024x1024.jpg?v=1735477429)
近頃の洋服の価格の上昇は購買欲がかなり削がれる原因でもあるし、洋服が全くなくて困っているわけでもないけれど、それでもわざわざ買うんだったらワクワクしたい物でありたい。
メインストリートから少し外れたフルビル4階の奥まで、わざわざ足を運んでくれてわざわざ買ってくれるお客さんのおかげでお店が成り立っています。
特に、この業界ではSNSを中心にディスプレイ越しに顔の見えない誰かに向かったビジネススタイルがフォーマット化されています。
とても、とても便利な世の中、とても生活は捗ります。
それでも、どれだけ便利になってもどれだけ捗っても、現場の臨場感に勝るものはないと思っています。
自分が高校生の時に雑誌で調べたお店で感じたディズニーランドにも近い異世界感は忘れる事はありません。
現場で感じ、それらから得られる高揚感に変えられる満足はないように思います。
この一年はいいお店とはなんぞやと何回も考えた年でした。
これからも永遠悩み続けるテーマでしょう。
一世を風靡をしている物もないし、ましてやなんでもあるわけでもない。
だからこそわざわざ来てくれる人にはワクワクしてもらいたいです。
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Scye/サイ
「Scye」は、テーラー用語で袖ぐり、鎌の意。
英国クラシックをベースに現代的視点から様々な要素を加え再構築したリアルクロージングを提案する2000年スタートのメインライン。
SCYE BASICS/サイベーシックス
素材・カッティング、内部構造にまで配慮したサイ独自のベーシックアイテムを展開するライン。