呼び方は沢山あるジャケット

 

Scyeのコットンギャバジンハリントンジャケットです。

 

 

 

ゴルフジャケットでもいいし、スウィングトップでもいいし、ジップアップブルゾンでもいいし、武智先生が着ていた服でもいいし、呼び方は沢山あるジャケット。

 

中学生の時に所属していたサッカー部の顧問の武智先生は、黒のジャージを着て黒のサングラスを掛け黒のアルファードに乗った、中学校の職員には似つかわしくない出で立ちの怖い先生です。

元暴走族だったり、タバコを吸いながら生徒を指導している、といった噂が流れるほどの見た目との裏腹がない怖い先生です。

武智先生が担任をする国語の授業で当てられた時には、放課後の部活にも響くんじゃないかって過度に感じたプレッシャーから、国語は必死に勉強しました。

 

そんな武智先生がいつも着ていた服。

ゴールポスト横パイプ椅子に足を組んで座っている時も黒のジャージ上下に羽織っていたし、三者面談の合間にグランドへ様子を見に来た時もスーツに羽織っていた服。


それは恐らくポケットの中身を入れ替えるのが面倒だったりとか、恐らくスーツを汚さない為だったりと実用性が先行する偶発的な組み合わせではあったが、今思えばその服はスポーツにもトラッドにもよく溶け込んでいました。

 

 

 

 

沢山の呼び方がある程、多方面からリリースされていてクラシカルな印象の強いハリントンジャケット。

一方Scyeのそれ。

カマを広げアームや身幅に幅を持たせたシルエット。

裾はリブをなくしアジャスター仕様にすることで、武智先生のようにブレザーを中に着込むくらいの余裕があります。

光沢のあるギャバジンは品があるだけでなく、目が詰まった生地は撥水効果もあり、武智先生のように天候も気にせず着用できます。

オリジナルのジップと裏地を採用。

形にしても素材にしても細かい所をとっても、インポートのそれや古着屋のそれとはちゃんと区別ができます。

 

 

スーツ生地のトラックジャケットと、

 

チェックのダブルジャケットと、

 

メルトンのコートの中に、

 

 

今度は意図的に。

色々な可能性を感じる。

こんな着方もいいかもしれないをお楽しみください。

 

 

SCYE BASICS
Cotton Gaberdine Harrington Jacket
グレイッシュグリーン
¥83,600-

 

 

 

武智先生にもお勧めしたい1着。

地区大会で優勝した時に、黒いサングラスのレンズ越しにもわかる嬉しそうな目をもう一度見られる気がします。

 

 

 

 

Scye/サイ
「Scye」は、テーラー用語で袖ぐり、鎌の意。
英国クラシックをベースに現代的視点から様々な要素を加え再構築したリアルクロージングを提案する2000年スタートのメインライン。

SCYE BASICS/サイベーシックス
素材・カッティング、内部構造にまで配慮したサイ独自のベーシックアイテムを展開するライン。