古い様で新しい

 

suzusanのリネンのカーディガン・Tシャツ・ストールです。

 

 

 

 

 

 

それは民藝品と同じ。

土着に基づいた物作りの技術は代々受け継がれ、各代の当主によってその技術の表現は変わります。

伝統的な技法による作品は、商いとはかけ離れた職人による一種のアートです。

その技術の表現方法は、職人の感性が反映されている。

歴史を絶やさず今の時代に生み出されるそれは古い様で新しい。

 

愛知県名古屋市有松。

その地で400年以上にもわたり代々伝わる染色技法"有松鳴海絞り"。

suzusanの前身である鈴三商店は、明治時代より有松鳴海絞りの技術を脈々と継承していきます。

5代目にあたる村瀬さんは家業に留まらず、ドイツ・デュッセルドルフの芸大を経てsuzusanを立ち上げます。

現在もデュッセルドルフを拠点に、日本の伝統技術である有松絞り染めをファッションのデザインとして取り入れ、現代的な洋服として今の時代に落とし込むアーティストです。 

効率化が進む現代で、残念ながら失われてしまった伝統はたくさんあります。

廃れつつある貴重な伝統を絶やさず且つモダンに表現しているのがsuzusanです。

 

 

 

 

 

 

有松絞り染めは、針で縫う・糸で括る・板で挟むといった技法を通じて、何百種類もの柄を生み出します。

絞りの強度や染まる部分と染まらない部分を計算し、一つ一つのデザインが考案されます。

染めの工程から完成を想像することはおそらくできません。

技術と知識とセンスがなければ生まれないデザインです。

村瀬さんはアーティストです。

伝言ゲームのように薄れていく物ではなく、自分が描いた絵をそのままに表現ができます。

共作のように互いのアイデアの中間点での完成品ではなく、アーティストの思い描く濃いデザインが完成品です。

職人の技術・デザイナーのセンスあってこそです。

 

 

 

 

 

 

suzusanのリネンのカーディガン・Tシャツ・ストール。

今回発注した染めは、"帽子絞り"、"斑絞り"、"手筋絞り"。

それは古くからある物であるのに新鮮です。

工芸品のお土産感は一切感じないし、少なくとも僕の目には今の服に協調するファッションのアイテムとして映っています。

それが今ここにあることで、誰かの手に渡ることで、今までの洋服・これからの洋服と着ていくことで、
古くても新鮮に映るそれは、いろいろな角度から伝統に新しい価値が与えられます。

 

素材は歩いているだけで風が通しがよく涼しいリネン、天竺。

カーディガンはシャツみたいに。

冷えるところにいる時にこんなカーディガン欲しかったです。

Tシャツとアンサンブルも素敵です。

Tシャツはテーラードジャケットの中にもいいですね。

グローバルな感じがとても好きです。

夏でも巻物したいです。

首に垂らしるだけでもかっこいいし、汗かいたら手拭いみたいに使ってもいいと思います。

籠バッグみたいに蓋がない鞄は、中身が見えて恥ずかしいのでフワッと被せるのもいいですね。

冷えるところで寒そうにしている女性にかけてあげたり、お昼寝している赤ちゃんにかけてあげたり、大人にも子供にもモテそうです。

 

 

 

 

 

 

先人が築き上げた技術の現代での表現。

伝統的でありモダニティー。

技術的でありファショナブル。

それは古い様で新しい。

 

 

 

suzusan
Linen Jersey Front Button Cardigan
"Boushi Shibori"
Violet*Grege
¥41,250-

 

suzusan
Linen Jersey Short Sleeve T-shirt

"Boushi Shibori"
Violet*Grege
¥29,700-

 

suzusan
Linen Jersey Front Button Cardigan
"Madara Shibori"
Blue*Grey
¥41,250-

 

suzusan
Linen Jersey Short Sleeve T-shirt

"Madara Shibori"
Blue*Grey
¥29,700-

  

suzusan
Hand Woven Linen Shawl
"Madara Shibori"
Pink*Grey
¥26,400-

 

suzusan
Hand Woven Linen Shawl
"Madara Shibori"
Black*Grey
¥26,400-

 

suzusan
Hand Woven Linen Shawl
"Tesuji Shibori"
Purple*Grey
¥26,400-

 

 

 

 

suzusan/スズサン
いまから遡ること100年以上前、suzusanの原型である「鈴三商店」では絞りの図案、型彫り、絵刷りのほか、絞り加工全般を行う“影師”として代々営んでいました。
クリエイティブディレクターの村瀬弘行は、この5代目として生まれ、絞りを間近に見て育ちます。その後2003年に渡英、翌年にはドイツ・デュッセルドルフに移り住み、在学中の2008年に出会った友人とともにブランド「suzusan」を立ち上げました。
デュッセルドルフでデザインされたsuzusanの商品は、長年の経験から熟練した職人と、その伝統を受け継ぎ未来を目指す若手職人が、有松の地で共に一貫した作業工程で生産を行っています。
ピースダイ(製品染め)の工程で、糸を締める強さ、染料の調合、生地への浸透などこれまでの経験をもとに独特の絞り文様を作り出しています。