まさかの2部構成。
その1に引き続き変なジーパンをご紹介します。
ScyeのSelvedge Denim Used Wash Wide Leg Jeansです。
変なジーパン
気分のパンツ
僕は変なジーパンが好きです。
太いパンツも好きです。
つまり変な太いジーパンは大好きです。
デニムでこのくらいのワイドパンツを探そうなら、古着かそれこそビンテージで超オーバーサイズを見つけないといけません。
ウエストはかなり余るのでベルトでぎゅっと絞る事になりますが、皺はともかくお腹まわりが気持ち悪くて僕は我慢できません。
お洒落は我慢って言うけれど、一日中こうムズムズするのは嫌だ。
Scyeのワイドデニムパンツは、ワタリから裾までの太シルエットに対して、
ウエストは余計な余分はなく、股上も深くない。
腰パンしているように見えないですね。
ワイドシルエットだけれど、本当に余分がなく流石の綺麗なパターンニングです。
これならムズムズしなくてすみそう。
よくあるものも抜かりなく丁寧に仕上げてくるのがScyeの真骨頂。
普通だと思い通りにいかないところに普通じゃない要素を追加して普通よりも普通に。
伝わっているか不安だけれど、普通じゃないから普通よりも自然てとこでしょうか。
この普通じゃないは普通の残念な部分を補ってくれている。
紳士的な変。
今回は洗いによるユーズド加工。
裏側やスレキにうっすら移染していますね。
ヒゲなんかも自然。
色味の加工になるので、サンホアキンコットンのハリとコシは生きたまま。
その1のEESETT&Coの斜行デニムとは対照的に、
あっちはリジットだけど履き込んだ時に現れる現象、こっちは履き込んだようだけど新品の状態。
変ですね〜。
ウエストや股上同様に、太さ以外はある程度ジャストで履けるようにレングスも軽くテーパードがかかっています。
個人的にはズボッと被せて裾が靴の甲でクッション出るくらいがタイプです。
折り返したりしてもいいと思うので、出来れば切るのは最後までやめておいて下さい。
太くてちょんちょんになってしまったものに良い思い出がないです。
色落ちのデニムにはパリッとしたシャツや仕立ての良いジャケットを合わしたくなりますが、
レギュラーのジーパンだと物足りないと思ってしまうので、外す時は大きく。
変でも変じゃなくても、僕にとっての良いジーパンはクローゼットや押し入れでペシャンコになっていても、
頭の片隅にはちゃんと残っている物です。
ジーパンだけに言える事じゃないけれど、気に入っている物はサイクルの外にあっても、急に引っ張り出したくなります。
さて、
娘の早くパフェにありつきたいイライラを察しながらも履きたいジーパンを探し、
自転車を漕ぎながらごめんねごめんね〜いちごが沢山乗ってるのにしようね〜で事なきを得、
チャーハンとパフェの梯子を遂行し、見事彼女は大満足。
最初こそママと入る〜とお風呂は拒否されたものの粘り勝ち。
おもちゃでのお遊びにもお付き合いさせて頂き、ミッションは無事成功
かと思った矢先、ご機嫌すぎて走り回りストッケに足を引っ掛けて転び大号泣。
パパ嫌と泣き叫ぶ娘、ママ早く帰ってきてと願う僕。
やっぱり変なジーパン好きだなあと思ったのと、妻の偉大さを改めて思い知らされた休日でした。
SCYE BASICS
Selvedge Denim Used Wash Wide Leg Jeans
インディゴ
綿 100%
¥36,300-
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mail shop@3cmaosaka.com
Scye/サイ
「Scye」は、テーラー用語で袖ぐり、鎌の意。
英国クラシックをベースに現代的視点から様々な要素を加え再構築したリアルクロージングを提案する2000年スタートのメインライン。
SCYE BASICS/サイベーシックス
素材・カッティング、内部構造にまで配慮したサイ独自のベーシックアイテムを展開するライン。