感じ方次第

山内のヤクウール・シャツジャケットです。

 

小骨

 

 

 

 

シャツジャケット。

シャツでもありジャケットでもある。

ジャケットシャツと呼ぶことはないけれど、いずれにしてもどちらでもある。

貧乏性の自分にはとても魅力的な響きです。

 

 

 

 

 

素材はヤクとウール。

ジッププルオーバーにも使用されていたヤク。

 

ヤクは標高3000メートル以上の高地という厳しい環境の中で生きるため、柔らかく温かみのある産毛が採取できます。
産毛の為、1頭からは100〜300gしか採れず、希少な原料です。
その原料を50%までウールと混紡し、1/60の梳毛糸に紡績しています。
一般的にはヤクは紡毛糸が多く、ニットや毛足のあるコートによく用いていますが、山内では全て高品質な梳毛織物で統一しています。
梳毛糸を2/60に撚糸をして、縮絨、起毛の工程を従来の2倍行うことで、膨らみのある滑らかな梳毛織物が完成します。
ヤク本来の風合いをより感じていただくために無染色の糸をチョイスし、ウール100の織物に比べ、より滑らかで上品な質感は、直接触れることで間 違いなく違いを感じていただけると思います。

 

というのが山内さんによる生地の説明です。

パーセンテージやグラムの事までの細かい事は自分にはわからないけれど、
山内さんが複雑な素材のコントロールで、このシャツともジャケットともとれるシャツジャケットに
最もふさわしい生地を当てがったという事はわかります。

細かい事は理解できなくても、ツヤっとしているからドレスシャツっぽく着てみたらかっこいいかなあ、とか
ふわっとしていて肉厚だからカバーオールみたいに着てみたらかっこいいかなあ、
なんて自分がどんな風に着ているか少しでも想像できればそれで充分。

 

 

 

 

誰かがそれをハヤシライスだと言えば、それはその人にとってはハヤシライスだし、
ビーフシチューだと言う人がいれば、それはその人にとってはビーフシチュー。

具材や煮込む時間によって変わるらしいけれど、その境目は定義がある訳ではないからとても曖昧で、
調べてみてもその明確な違いはないらしいです。

定義がないから捉え方は人次第。

それはシャツでもいいし、ジャケットでもいい。

 

 

ジャケット FRANK LEDER

 

ジャケット FRANK LEDER

 

ジャケット Slopeslow

 

カーディガン suzusan 

 

何かの中に着るといかにもシャツ。

何かの上に着るといかにもジャケット。

この曖昧さが沢山の可能性を覗かせる。

 

この服が何かなんていうのは見る人着る人次第。

シャツでもあるし、ジャケットでもある。

あるいはどちらでもないのかもしれない。

感じ方次第で何でもなる、沢山の可能性を覗かせる服です。

 

 

山内
ヤクウール・シャツジャケット
Yak Beige
ヤクウール 50%*毛 50%
¥101,200-

 

 

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mail shop@3cmaosaka.com

 

 

 

山内/ヤマウチ
山内の服は全て国内産の素材を使い、全て日本人の手によって作られています。
日本の技術、日本人の感性で作ったもの。
国境を越えた考え方をするよりも、日本に回帰して、足並み、気持ちのベクトルを揃えることにより、美しいもの作りが出来るのではないかと思います。
"モノ" としての「クオリティー」はもちろん、"人" の「繋がり」を大切にし、「残るもの作り」を目指すブランド。