Scyeの2プリーツトラウザーズと41カーキトラウザーズです。
定番品。
常にあるもの、変わらないもの、欠かせないもの。
それはそれが出てきた瞬間にそうなるものではありません。
作り手が売り手がそう謳うのとは別に、そう認知されるまでは時間が掛かります。
どの時代にも在り続けないといけません。
いつの時代においても、その時々に合わせて改善を繰り返しその時代の最高品質の商品を提供し続けることで、常に着続けていられる定番品となり、これからもそれは定番品と呼ばれます。
levi's 501XXがそう呼ばれるのも、各年代に細かな修正をしながら今日まで在り続けているからです。
Scye定番のチノクロスのトラウザーズ。
素材は米綿の中でも最高級のサンホアキンコットン。
ハリとツヤが特徴的です。
2000年にスタートしたScye。
ブランド設立から20年以上経った今も、時には時代の流れに順応しながら一貫して妥協のないもの作りを続けています。
トレンチコート、ブレザー、ポロシャツや今回のトラウザーズといったブランドの定番品も微調整をしながら毎シーズンリリースされるアイテムです。
常にあるもの、変わらないもの、欠かせないもの。
在り続けるものです。
改めてScye定番のチノクロスのトラウザーズ。
2プリーツテーパードは、ウエスト・ヒップ・ワタリにはたっぷりと分量を持たせたテーパードパンツ。
シルエットを崩さない九分仕立て。
股上も深く、靴に合わせてウエスト位置を調節すればスニーカーもブーツも大抵は大丈夫。
タックインに対応する内側のマーベルト。
ウールでやればそのままだけど、コットンなのがいいですね、気兼ねなく着れます。
元々そういうのを気にしない人は、もっと気兼ねなく着れます。
41カーキは軍チノオマージュ。
量産品のパターンを見直し、丁寧な縫製・上質な生地で再構築した物です。
41カーキらしいワイドシルエット。
僕はハイウエストに裾はズブズブが好きです。
好きじゃない人はストンと落ちるくらいアジャストして履いてください。
どちらにしても、丁寧な縫製・上質な生地が品を添えてくれます。
ディテールも残すところは残し、要らない所は省き、Scyeらしさは足す。
ミリタリーパンツによくあるデッドストックたくさん出てきました〜とはちゃんと区別がつけられますね。
両モデル共に2色展開、白っぽいオイスターベージュがシーズンカラーです。
3CMAは始まってまだ半年。
まだなんのイメージもないお店でしょう。
当然、お客さんが思う3CMAの商品と言えばみたいなものもないでしょう。
今はネットでもなんでも簡単に物が手に入る時代です。
簡単に物を手放せる時代でもあります。
願うならば、もしそういった状況の時、3CMAで買っていただいた物はなんであっても、その時に躊躇くらいはして欲しい。
離せないほどその人にとってそれが定番となっていたら嬉しいです。
マスターピースってそういう事ですよね?
San Joaquin Cotton Chino 2Pleated Trousers
オイスターベージュ/ベージュ
¥34,100-
San Joaquin Cotton Chino 41Khaki Trousers
¥34,100-
Scye/サイ
「Scye」は、テーラー用語で袖ぐり、鎌の意。
英国クラシックをベースに現代的視点から様々な要素を加え再構築したリアルクロージングを提案する2000年スタートのメインライン。
SCYE BASICS/サイベーシックス
素材・カッティング、内部構造にまで配慮したサイ独自のベーシックアイテムを展開するライン。