デザイナーズブランドへの別注品に関しては消極的な方です。
各シーズン デザイナーさん達が表現したいものはコレクション内にあります。
その中に欲しいものは沢山あって、それでもその中からセレクトして発注しているわけで、その世界観に自分の意見が入ったところで、それはデザイナーさんの表現ではないし、その濃度は随分と薄れているような気がします。
その世界観に酔いたいのです。
ほとんど水みたいな水割りは要らない、濃い〜濃い〜ストレートが飲みたいのです。
僕たち現場の仕事は伝える事であり、作る事ではない。
復刻や欲しくて着たくてたまらない物は別として、そもそも商業的な匂いしかしないし、独立した今は特に自分からお願いする事はないような気がします。
スタッフが着ていない別注、なんだあれ。
その分デザイナーさんからお声がけ頂いた時は喜んでお受けしたいと思っています。
EESETT&Coの中澤さんに独立のご挨拶と取り扱いのオファーに伺った際、「じゃあ記念に何か作ろうよ、うちのジージャンをLeeサテンで作ったらかっこいいと思うんだよね〜」。
勿論とても嬉しかったけど、記念にと言うよりかは、もともと作りたかったんだよね〜、とか、後からいいの思いついちゃったんだけど次まで待てないんだよね〜、とかのニュアンスに近い。
それが実験的な提案だろうと理由はなんであれ、コレクション外のデザイナーさんのある意味別チャンネルを、自分のお店で独占してご紹介ができるのであればむしろより嬉しい。
と言うことで、EESETTに別注品を作ってもらいました。
型は既存のデニムのワークジャケットにサテン生地をあてがってもらいました。
ウェスターナーは白のイメージが強いですが、「黒もかっこいいんじゃない?」てことで、白と黒の2色展開です。
濃い〜濃い〜ストレート。
先日各1点お店に届きました。
かっこいいです。
残りは絶賛縫製中との事。
今週末か来週からの販売を予定しています。
EESETT&Co × 3CMA
Work Jacket Type-B (Garrett)
Ivory/Black