武者震い

English UtopiaのHavorjackです。

 

ポケットを持つ感覚でどうぞ。その2
新発見
メチャクチャ気持ちいいTシャツです!

 

 

 

 

 

 

世は戦国時代。

ではないので、当たり前に甲冑を着た事もないですし兜を被った事もないですし、勿論刀を持ったこともないです。

昔の人達が命を守る為にしていた武装。

現在、自分が生きている時代・場所では幸い先人達が築いてくれた環境で当時と比べれば平和に暮らす事が出来ています。

そんな今日でも、せめぎ合う必要はないので命を守る為ともいかなくとも身を守る為に何かを身に付けるという一種の武装とも捉える事の出来る行為は日常の到るシチュエーションで行われている。

体を守る為のヘルメットや安全靴、過酷な環境下での労働ではそれに適した制服があり、礼儀を重んじるスーツ、時間を守る為の時計、マスクは感染予防や世間体から自分を守る為に意味を成しました。

一方、ファッションを衣服の楽しみとしている自分達にとっては、それらの持つ意味・効力はそこまで重要ではない。

が、その意味・効力を置き去りにしてファッションとして物各個体を楽しみ身に纏うという行為は、ある意味最大の武装ではないでしょうか。

守備を捨てた攻撃一点特化の武装。

攻撃は最大の防御って言われますもんね。

 

 

 

English Utopia
Havorjack
Oatmeal
コットン 100%/別地 コットン 100%/部分使い 牛革
¥132,000-


 

 

English UtopiaのHavorjack。

いかにも攻撃力の高さそうなベスト。

 

古い年代のハンティングベストとフィッシングベストをベースに、2つをミックスしたデザインです。

ドライワックスコットン・コットンメッシュ・本革で切り替えられ、ショルダーパッチやマチポケット・ハンティングポケット等を再現しています。

フロント右胸はレザー/左胸にはペン刺しのようなスペースと小ポケット・その下のフラップを捲るとまたペン刺しのようなスペース。

両ウエストにはマチ付きのポケット・の中にもマチ付きのポケット。

バックは両ヒップ部分にメッシュポケット。

使用されるHalley Stevenson社のP140 HYBRID AEROは、ライトウェイトのワックスドコットン。

ベタつきがない自然な風合いですが、目が詰まっており撥水性能は劣らない生地です。

 

 

 

 

 

 

大事な事はそれらはデザインの一環だという事。

そんなギミック盛りだくさんでも、実際に狩りに行く人や釣りに行く人に向けたものではないし、実際の狩りや釣りでの使用を期待されているものでもありません。

道具としてのこのベストは自分の生活には必要ないものだけど、ファッションのアイテムとしてこのベストは自分を誘惑してきた。

かといって、実用性を加味する為のディテール・スペックではないが、そのディテール・スペックがなければEnglish Utopiaの世界観は表現できません。

それが大きい組織を抜けてデザイナーのゲイリーさんが表現したかった事。

ファッションとしての攻撃力が高い武装アイテムなのです。

 

 

 

 

 

 

後ろは大半がメッシュなので、全体の半分くらいは透け透けのこのベスト。

アウトドアのベストと言われれば頷けるけれど、ファッションと言われた途端奇抜アイテムだと感じるあら不思議。

ルックス自体は既視感のあるものだけれど、使われる素材は高級なものばかり。

インポート物ならではのムードもプンプン。

アウトドアブランドやでデザイナーが在籍したバブアーにはないであろうデザイン。

狩りに行く人や釣りに行く人に向けたわけでもないのに、本気でこれを作っている。

着て安心する服も魅力的だけれど、摩訶不思議で着てときめく服が今の気分です。

 

 

 


 

 

メッシュ部分を広く使い、中に着る柄物や色物をチラチラ。

レイヤードが楽しい。

鎌も広いのでアウターの上から羽織れるオーバーベスト。

ジャケットにも着れるし、コートにも着れるし、ダボダボのTシャツにも着れますね。

レイヤードが楽しい。

楽しい、これがこのベストの意味・効力なのです。

 

 

 

 

 

 

風通しが良過ぎるのでそこまで暑さを感じるわけでもなければ、あと何かひとつ暖をとるためにというものでもないので、長いシーズン着ることができます。

気温どうこうではなく、中からチェックをちらつかせたいなあとか、メッシュの隙間からモヘアの毛が漏れてきたら可愛いかなあとか、メッシュポケットに飴ちゃんいっぱい入ってたら可愛いかなあとか。

この服に合わせたいあの服に合わせたいと思った時に着てもらえると嬉しいです。

沢山のポケット・スケスケメッシュ・唐突のレザー、何かに使えそうな要素がたくさん。

何かに使えそうの"何か"が実用的な用途ではなく、ファッションアイテムとしての装備として感じてもらえたらより嬉しいです。

 

今日もなりたい自分になる為に武装するのである。

甲冑や兜と異なるのは、楽しむために身に纏うという事。

武者震いとはこれのことか。

 

 

 

 

 

 

 

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English Utopia/イングリッシュユートピア
英国Barbour社にてヘッドデザイナーを務めたGary Newboldが、同国故郷のヨークシャーに2012年に設立。
氏が全ての製品のデザイン・パターンメイキング・カッティングを管理。
ヨーロッパの高級素材のみを使用し、ヨークシャーの自社工房で生産されます。
首都ロンドンから離れた地で、伝統的でラグジュアリーなカントリーウェアを追求するブランドです。